親愛なる3年前のあなたへ

もう3年も経つのかぁ

デビュー年、2020って改めて年数が目に見えて分かりやすいなと感じる今日この頃

SixTONESがデビューして3年が経った。

 

例の3年越しのデビュー記念イベントも終わり、

2023年度リーダーよりさらば!の言葉をいただいたからか、

はたまた配信自体に嫌な気持ちを抱かなかったからか(合同配信で嫌な気持ちにならなかったことがないので初体験)、

わからないけれど、気持ちがなぜか晴れやかで、

今年ドームに立つことだし、

3年って全然切り良くないけど、

ここらで1回気持ちの整理でもしておくか…整理したって一生根に持つけど、今ならあの頃を振り返ってあげられる…!

呪を祓ってあげられるんじゃないか…!と思った。

(最近呪術廻戦一気見した影響で出る厨二)

なので、あの頃の戦友たちにお手紙を書く感覚で文章を綴ってみることにした。

 

3年前のあなたへ

まだSixTONESの応援をしている方、

去っていかれた方、

お元気ですか?

毎日じゃなくても、たくさん笑えていますか?

疲れていませんか?

心も身体も大切にできていますか?

できるならみんな幸せでいて欲しい、

そう願うばかりです。

 

わたしは今でも、

名前や顔を知っている人や、

名前も顔も知らないあなたと、

ばかまじめに、真剣に、真っ向から、

いろんなこと、いろんな人、いろんな理不尽と

戦ったあの日々を昨日のことのように覚えています。

"しんどかったけど今となってはいい思い出だね"

と笑ってあげることはまだ出来ない、

そんな日々だったなぁ…と思い返します。

 

デビューが決まって嬉しいはずなのに、

なぜか唇をかみしめてばかりいた約5ヶ月。

ジャニーズ初心者のわたしは実に愚かで、

デビューさえ決まればこっちのもんだと本気で思っていたし、

嬉しくて楽しいことしか起きないはずだと、

"デビュー"というものに、

"デビュー発表"というものに、

"CD予約"というものに、

夢を抱きすぎていたし、過信しすぎていたし、

とてもとても憧れていました。

期待と憧れが強すぎた分、

現実と夢とのギャップが大きくなって、その反動に完膚なきまでに打ちのめされました。

日々、ジェシーさんから期待しすぎないことを教わっているというのに、わたしはどこまでも欲に塗れた稚拙な人間だったのです。

 

悔しくて、苦しくて、しんどくて、

今振り返るとあの5ヶ月の原動力は、

悔しさや怒りや理不尽さに対する反抗、

このまま黙って引き下がってたまるか!という意地、

主に負の感情が燃料となっていた気がします。

負の感情を燃料に、

なんとか機関車を動かして、

振り落とされないように必死でしがみつきながら、戦っていたような気すらする。

いつ途中下車したっておかしくないそんな日々でした。

 

こんな風になりたかったわけじゃないのに…戦いたいわけじゃなかったのに…と今でも思うし、

お互いのデビューをただ喜んで、讃えあって、認め合えたらどんなによかっただろうと今は思います。

マルチバースの時空のどこかに、そんな世界がひとつくらいあってくれれば良いのになぁ…とファンタジーに想いを馳せてしまうほどにあの日々はキツいものでした。

 

2019年

振り返ってみたら2019年って、

それまで思い描いていた夢をたくさん現実に叶えた年であり、何ひとつ思い描いた通りには手に入らなかった年でもあった様に思います。

言霊ってほんとにあるんだなぁと心躍らせながら、

現実ってどこまでも現実なんだなぁと鬱々とするそんな年。

 

事細かに記したいけど、そんなことをすると膨大な量になってしまうので今回は泣く泣く割愛します。

 

▲チェンエラ

大好評で宮城の追加公演まで決まったのに、

5/1の6人の顔はいろんないい思い出を重ねた今でも、脳裏に焼き付いて離れない程のトラウマを残していきました。

たかがジュニアの3都市をめぐるライブに、

ZIPの取材が横浜、大阪の2都市分入っていた違和感もとても印象深く覚えています。

あれってまじなんだったんですかね。

 

▲ジャニア祭り8.8(地獄はじまりの日)

個人的には、この日自体は、特別嫌な記憶が多い日というわけではありませんでした。

デビュー発表に、ホールツアー、アリーナツアーの発表、嬉しい発表だらけで、夢にまで見た日として、ひとつの大きな夢が叶った日としてカウントしてもおかしくはないそんな日でした。

涙は特別でなかったし、叫びもしなかったけど、

心の底から"""良かったぁ…"""と安堵の言葉が滲み出た事だけをすごく鮮明に覚えています。

 

問題はこの後、

次から次へと出てくる時系列問題や噂話に

頼んでもいないのに

"地獄へようこそ〜!!"と強制的に迎え入れられ

長く苦しい戦いの日々がはじまりました。

 

ここから先の5ヶ月、

後にも先にもここにしかないデビュー発表からデビューまでのこの期間、

本来なら毎日祭りで神輿担ぎたいくらいの期間、

増悪に塗れたとんでもねぇ日々になるなんて思いもしなかったですよね。

ほんとに参ったし、日を追うごとにどんどんしんどくなっていきました。

人生まさかの連続…なにも良いことばかりじゃない、この言葉の本当の意味に少し触れた気がしたそんな日々でした。

 

前日に発売されたTVガイド、なんでドームの外観をバックに立つSixTONESが表紙だったんですかね。

なんでこの時期の雑誌、ジュニアのくくりの中に含まれなくて"SixTONES"としての扱いだったんですかね。

デタカにもSixTONESいなかったのなんだったんだろうね。

 

▲10.23合同YouTube生配信(20:00〜)

同時同日デビューなだけじゃなく、

はじめてのCDが自分たちだけのものにならないと知った日。個人的にはこれが、1番、キツかった。

 

放送冒頭で、"両A面"の文字を見たとき音が消え、

耐えていたものが全て崩れ落ちる音だけがした。

自分の内側から何かが崩壊する音がした。

なので、わたしはTVに繋いでいたChrome castを根本からブチ抜き強制終了させるという暴挙にでました。

 

人って本当にショックな時、後先は考えられないし、涙なんて出ないんだ…と学ぶ日となりました。

 

一度落ち着こうと思って、

両A面の意味を検索したけど、やっぱり理解できなかった。

レーベルを確認したけど、2グループやっぱり違うレーベルだった。

発表内容をもう一度確認しようかと思ったけど……

もう一度あの発表を聴く勇気が出ませんでした。

 

螺貝の音は聞こえなかったけど、多分、開戦の火蓋が正式に切って落とされたのはこの日だった様な気がします。

 

▲10.24CD予約開始日

寝て起きたら、夢オチでした!って展開を期待し、半ば強引に就寝して、

目が覚め、

出勤して、

お昼休みにレコードショップに行きました。

予約用紙を見つけ、文面をよくよく確認。

 

" SixTONES vs.SnowMan 1stシングルご予約票"

"収録内容:未定"                          "タイトル:未定"

 

まだ眠っているのかもしれない、

まだ夢の中かもしれない、そう思いたかった。

曲名も収録内容もわからないのに、

相手の曲が入る事実だけは記載されている予約票を前に固まり、現実を受け入れるのに休憩時間の半分以上を費やしても、素直に記入することもできず、

確実に1枚はクシャクシャに丸めてしまいました。

 

1枚くらいクシャクシャに丸めることを許して欲しかった。

(ちゃんと持ち帰り、伸ばして、今も手元にある)

 

最終的にはじめてのCD予約は、モヤモヤとした気分のまま、ただ事務処理をこなす様に必要事項を記入し終わり。気持ちを無にすれば案外あっさりと記入することができました。

 

CD予約ってもっとわくわくドキドキするものだと思っていたのに、レコードショップを出る頃のわたしは1ミリもワクワクもドキドキもしていないどころか、殺気立ってすらいた様に思います。

 

この日もまた、こんな風になるはずじゃなかったがひとつ募った日となりました。

みなさんにとってはどんな予約開始日だったでしょうか…

 

▲12.25 明け方MV、YouTube同時アップ

再生回数調整疑惑の12月

この時はじめて回数を回さなきゃ、

観なきゃと義務のような感覚でYouTubeを観ていました。(Amazing!!!!!!もjungleもノーストレスで擦り切れるほどリピートできてた)

 

いま必死にならないと負ける…

自分たちでどうにかできることで負けたらもう何もできなくなってしまう…

微力は無力じゃないと教えたくれたのはSixTONESなのに…

微力じゃ企業と張り合うにはあまりにもか弱い…

あまりにも分が悪い…

でも、それを理由に辞めるわけにはいかない…

辞めたら負けだから…思う壺だから…って

必死に自分たちを奮い立たせて、励まし合って、

ただガムシャラにがんばった、

クリスマスに何してんだって感じだけど、

ほんとがんばったよね、わたしたち

みんなほんとにお疲れさまでした。

心の底から労いの言葉を送りたくなるくらい、疲労感がえぐかった記憶しかないクリスマス。

 

こんなにYouTubeを観ることがしんどかったのは現状、この時が最初で最後であったと思うし、

これから先ももうこんな日は訪れないでほしいと心の底から願うばかりです。

 

2020年

▲1.22デビュー日フラゲ2020.1.21)

長年夢みた、

SixTONESの音楽がやっと有形物として手にとれるようになった日。

SixTONESが名刺がわりに音楽を渡せるようになった日。

SixTONESの音楽に対価を支払えるようになった日。

 

なのに、今振り返ってみると

"""疲れた"""

ということが1番強く記憶されてしまっていることが、悲しくて悔しい。

 

みんなで鰻を食べながら、サプライズでアップされたカラオケYouTubeを観て迎えた1.22。

あの日のいろんな感情が混ざりあった涙の味がした鰻の味は、たぶんずっと忘れられないんだろうなぁと思います。

 

喜びながらも、戦いであったが故に喜ぶだけに専念できなかったデビュー日。

この日からの1週間(日曜までの数日)がようやく本戦で、この前までの数多の戦いは助走、あるいは、予行演習に過ぎなかったのだと思うと、余りにも予行演習での疲労度がエグくて、たぶんこの本戦の数日間は呼吸もまともに出来ていなかったような気がします。

わたしはこの数日間、またぎ鰻以外まともにご飯を食べていた記憶もありません。

仕事をしている以外の時間はほぼほぼ、何かに取り憑かれたようにCDをルックアップし、ツイートをし、CDショップに行き買い足し…の繰り返しだったような気がする…。狂ってんなぁ…ここまでくると狂気だなぁ…って今これを書きながらゾッとしました。

みなさんにとって1.22はどんな日でしたか?

 

▲戦いも終盤に差しかかった初週の確か土曜

朝起きたらいろんなグループのファンの方からの

応援メッセージでTwitterが埋まっていて、

起きて開眼1発目でそれを観て、

ベッドの上で顔覆い、嗚咽しながら号泣したのを

鮮明に覚えているのはきっと、この時期泣いた記憶がほとんどないからだと思うのです。

 

孤軍奮闘上等、ヒール役上等、

必死になってバカみたいって笑われるの上等、

ってムーブで戦いながらも心はずっと前から悲鳴をあげていたし、疲労困憊だったから、

怪獣じゃないけど、人の優しさに触れて涙が出たそんな日でした。

 

▲初週おわりの日曜深夜0時

""やっとおわった…""

が1番最初に思った言葉でした。

久々にちゃんと呼吸ができた気がしたと同時に、

身体のダルさに気がつきました。

 

みんなそれまで必死に耐えていた気持ちを吐き出しはじめて、栓を切ったみたいに、

深夜にいろんな言葉が溢れ返っていたのも鮮明に覚えています。

 

苦しかった、

しんどかった、

もう辞めたいって何度も思った、

こんな風に敵対したかったわけじゃない、

戦いたくなかった、

ただただ純粋にデビューを祝いたかった、

好きだったのに恨めしく感じるまでになってしまったことが悔しい、

6人は兄さん達のこと慕ってるし、大好きだと分かっているのに、自分だってスノスト好きだったのに、その人たちのことどんどん嫌いになる自分が嫌だった、

戦うの疲れた、

誰かをなにかを憎く思う自分が嫌だった、

ライバルがいて最高ってなに?

合同なんてクソくらいだ!もう二度と誰にもこんな気持ちになってほしくない!もう二度と繰り返すんじゃねーぞ!

 

この期間できなかった分、

これからはたくさん笑おう、

とりあえずあったかくして寝よう、

ゆっくり休みつつツアー楽しもう、

美味しいもの食べて元気出そう、

お疲れさま〜!がんばった〜!

team SixTONES最高〜!!

 

文字をみるだけで、140文字以内の文字をみるだけで、みんなが泣いてることが分かるくらい、

凄い勢いで流れていくTL上の言葉ひとつひとつが泣いているようにわたしには見えました。

ずっと我慢していた言葉とともに、ずっと我慢していた涙が溢れて止まらない、そんな深夜でしたね。

 

いま思えば、あの頃のわたしたちが欲しかったのはライバルじゃなく仲間で、あの頃のわたしたちに必要だったのは泣くことだったような気がします。

 

月曜、目腫れて大変じゃなかったですか?

わたしはこの本戦の戦い後、熱を出して無事ぶっ倒れました。

 

2023年

▲1.25

3年経った2023の自分が振り返っても、

デビュー前後しっかりしんどくて嫌になりました。

みんな、強く生きたね

ありがとうね

ガムシャラに戦ってくれて、

ありがとうね

あなた達が負けずに挫けずにSixTONESと歩くのを辞めずに居てくれたから、いまの未来があります。

 

この間ようやく延期続きだったデビューイベントが生配信という形で実施されました。ハイタッチ会じゃなけりゃ、形態もだいぶ変わったけど、

何はともあれ、ようやくこの戦いは幕を閉じました。

長かったですね、ほんっっっとに長かった。

この3年間いろいろな事があったけど、この配信を終えたことで本当に2019.8.8以降始まったこの戦いが終わったのだと感じました。

これから先も、デビュー日は同じだし、

多分その時期には戦いの日々を思い出すのだろうけど、今までとは少し違う気持ちで思い返せるのではないかなぁ…と個人的には思っています。

ようやく長年の呪縛から解き放たれ、

次に進める…そんな気がしています。

 

▲未来:ドーム

 SixTONESね、今年ね、ドームに立つんだよ。

また夢を1個叶えるんだよ。

みんなが躓き、挫けそうになりながらも、諦めず、

切り拓き続けた道の先にはちゃんと笑ってる6人がいるよ。

 

あの頃からは想像もできないかもしれないし、

ドームやるよって突然伝えられても素直に受け入れられないかもしれないかもしれないけど、ちゃんとSixTONESとしてドームに立つから…

あの頃を共に過ごしたあなたに届くといいなぁ、

ドームの真ん中に立つSixTONESの音楽が…

届いて欲しいなぁ、ドームの真ん中に立つ SixTONESの想いが…感謝が…

目に焼き付けて欲しいなぁ、ドームの真ん中で笑い恐らく泣くであろう6人の大男たちの姿を…

 

▲PS

SixTONESはいま、3年前よりさらに仲良しになったよ!

信じられないかもしれないけど、プライベートでご飯会もするし、相変わらず食堂でも6人でご飯食べるしね!

今年は、ドームおめでとう記念でおやーんずとSixTONESでご飯会もする予定だし、メンバーの家に行きたい欲も強いよ!笑

個々の仕事が増えて一緒にいられる時間は減っても、年々お互いへの信頼は高まってるし、絆も深まってるらしいから安心してね👍

疲れてる日ももちろんあるけど、たっくさん笑ってるし、音楽もすごく楽しんでやってるよ!ライブも相変わらず大好きだし、クオリティ爆上がりだから、ほんとドームで待ってるよ👍

3年前に比べて逞しくなったし、大人になったし、強くもなったけど、変わらない部分の方が多いかもしれないなぁ〜変わったものと変わらないものの変化もぜひ楽しんでね!

 

 

もう二度と合同デビューなんてさせんなってみんなの気持ちは、知ってか知らずか分からないけど取り敢えず今のところ同じ思いをしている人たちは居ないから安心してね

 

 

▲team SixTONES

3年前のあなたも、その前からご一緒しているあなたも、つい最近加入したよってあなたも、

今までもこれからもずっとありがとう

SixTONESもだいすきだけどteam SixTONESも同じくらいだいすきです

SixTONESに出会って、

team SixTONESに出会えて、心から嬉しく思います

 

それではまたどこかで